石垣があらわれた!
地域活動
オトナイ@三次よりこんにちは。
今朝は地域のみなさんと、うちの前にある田の法面の伐採を行いました。
朝8時から8人がかりの作業。みなさんチェーンソー持参なので作業が早い。ツツジの植え込みは昔はきれいに咲いていたそうですが、今ではほぼ野生に還って手の付けられない状態なのですべて刈り取ることに。他にも自生したハゼノキやイバラなどを刈り取りました。
劇的ビフォーアフターをご覧ください。
隠れていた石垣が陽の目を見ました。ここを刈ったのは数十年ぶりだそうです。「石垣の苔を落としたらきれいになるよ」と教えてもらったので、時間のあるときにやろうと思います。といっても来年かな…。
この奥に川から水を汲む取水ポンプがあり、U字溝を通ってこのあたり一帯の田に水を供給しています。用水路の周りが荒れていると溝に落ち葉などがたまって詰まりやすくなるので、こういう整備は大事なんですね。農家さんにとってもメリットがあるし、うちは見晴らしと日当たりが良くなるのでWin-Winです。
とはいえ面倒な作業です。利害の一致だけでなく、ボランタリーな精神がなくてはできない。こういった地域の作業はしょっちゅうあります。うちも関係のある内容なら声がかかるし、あまり関係ないことなら知らないうちに終わっていることもあります。とても合理的で、公平です。だから不平不満を言う人がいない。作業中もチームワークが良く、休憩中は和気あいあいとして楽しい。こういう田舎にはめずらしい地域性がどのように醸成されてきたのか、新参者の僕にはまだ見えていない部分であり、とても興味を持っています。
昨夜は三次市議会の議会報告会に参加してきました。初対面の人でも「〇〇さんの家に引っ越してきたものです」と言うとすぐにわかってもらえる。「あの家は私らから見ても魅力がある。あなたたちが住んでくれてよかった」と言ってくれる人もいました。
僕たちは去年引っ越し先を探しはじめて、たまたまこの家との出会いがあったけど、この地域の人たちにとっては数十年前からの背景があり、思いがある。そういう場所を貸してもらってるんだなあという感慨がありました。