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再出発

その他

すっかりご無沙汰しているカフェオトナイ@北広島より。
ダイチです。最近は毎週のように北広島に帰っています。友達も遊びに来てくれます。子どもたちは前の畑で野菜を作りはじめました。
僕は引越しのドサクサで散らかってしまった店内を片付けながら、少し仕様を変えての再出発を計画しています。
6年間やってきて、もっとも大きな失敗だったと思っていることがあります。それは、オトナイがコミュニティカフェなのか、それとも普通のお店としてのカフェなのか、やっている本人たちがよくわからなくなっていたことです。ましてお客さんにはもっとわかりにくかったと思います。
目指していたのは間違いなくコミュニティカフェなのですが、やっぱりお客さんにおいしいものを出したいという気持ちがあり、また最低限の収入の確保も必要なので、飲食の比重がどんどん大きくなっていきました。
そうすると忙しくなって、お客さんと話す時間も減ります。もちろんすべてのお客さんが店員とのコミュニケーションを望んで来られるわけではありませんが、望んで来られた人に対してきちんと向き合えていたかというと、後半はあまりできていなかったかもしれません。
さらにコロナ禍でほとんどイベントもできなくなり、だんだん特徴のないよくわからない店になっていたと思うんですよね。ここは最大の失敗で、反省点です。
再開後はコミュニティカフェに特化していくつもりです。メニューは極力抑えて飲食の提供にかける負担を減らし、僕たちは場を回す役割に徹します。その分売り上げはほぼなくなりますが、それは三次のお店でカバーしようかなと。まあそんなに甘くはないと思いますが、さほど悲観もしていません。それよりも楽しみの方が大きいです。2016年にオトナイをはじめたときの気持ちに近いです。
民泊も再開します。リピーターも歓迎です。コロナ以前はときどき来てくれていたのですが、ここ2年くらいは本当に人と会えなくなっていました。まだまだ油断はできませんが、少しずつやりたいことをやっていきましょう。

今日の作業

暮らし・日常

オトナイ@三次よりダイチです。
川西地区で開店準備中の「量り売りの店 オトナイ」は、当初5月末オープン予定としていましたが、6月にずれ込みそうな予感です。
基本的にいつも家にいるのでヒマそうに見えるらしく、「仕事はどうしてるんですか?」と訊かれることも。そういうときは「開店準備中です」と答えていますが、実のところ今はまだ開店準備に取りかかる前の段階で、家の修理や周辺の片づけなど日々さまざまな作業に忙殺されている毎日です。

たとえば今日の作業。
家の前の私道から車道へ出る角に大きな茂みがあります。車道から死角になって、子どもたちが遊びに夢中になると飛び出してしまうのでとても危ないのです。

Googleストリートビューで見ると2013年ではまだ小さいですが、今では大人の背丈が隠れるほどのこんもりした茂みに育っています。

お隣の敷地なので、「切ってもいいですか?」と伺ったところ、いつも子どもたちを見守ってくれているおばあさんは「私も危ないと思ってたんよ」と快諾してくれました。
最初は鉈でなぎ払えばすぐに片付くと思っていましたが、鉈ではまったく刃が立たず、剪定鋏や高枝切り鋏、はてはチェーンソーまで持ち出してエリコと2人で半日がかりで伐採しました。

見通しが良くなって、子どもが安全に遊べるようになりました。

こんな仕事が山ほどあるので、もうしばらくお待ちください。

川西よりみちライド&ウォーク終了!

その他

「川西よりみちライド&ウォーク」は天候に恵まれ終了しました。
オトナイは休憩所兼スタンプラリーポイントとして参加し、30人以上の方が立ち寄ってくれました。

三次では初のイベント。
「お店を楽しみにしています」と言ってもらえることがだんだん増えてきました。オープンまではまだ少し時間がかかりそうですが、私たちのことを知ってもらえる機会があればどんどん参加したいと思っています。

川西よりみちライド&ウォーク

お知らせ

現在、オトナイは三次市川西地区にて2号店「量り売りの店 オトナイ」を準備中です。それにともない北広島町大朝の「カフェ オトナイ」も一時休業中です。

久しぶりのイベント参加のお知らせです。

【日時】5月1日(日)9:00~14:30
【場所】三次市三若町785

川西よりみちライド&ウォークのよりみち処・スタンプラリー会場のひとつとして、無料のお茶と休憩所をご用意しています。
川西よりみちライド&ウォークには参加申し込みが必要ですが、この日はフリースペースとして開放しますので参加者以外の方もお気軽にお立ち寄りください。

縁側のある古民家

コンセプトフリースペース

久しぶりのブログ更新です。
北広島町から三次市に引越して1週間がたちました。

推定築250年以上の古民家での暮らしは慣れないことの連続で、小さな問題が山積みです。
例えば水道。山から直接引いた湧き水で、とても柔らかくてよい水なのですが、問題は水量。お風呂を溜めていたら台所の水がほとんど出ません。困っていたら、家主さんが池に流していた水を家に引いてくれてかなり改善しました。
また、畳が沈んでいた床板を半日かけて直してくれたり、家主さんには本当にいろいろお世話になっています。「コミュニティスペースとして使ってくれる人に住んでほしい」という家主さんの思いがまずあって、そこを集落支援員の方がつないでくれて僕たちがこの家に住む縁が生まれたので、ここを開かれた良い場所にすることで恩送りさせてもらおうと思っています。

他にも田舎の古民家ならではの出来事として、
・夜な夜な現れるコウモリ。保護鳥獣なので駆除は禁止。なので深夜、天井にぶら下がっているところを見つけてちょっとびっくりさせてやったら次の夜からあまり来なくなりました。
・トイレのにおい。簡易水洗なので仕方ないのかもしれないけどちょっとキツイな…と業者さんに相談したら、僕がうっかりタンクの換気扇のスイッチを切っていたことが判明。無事に解決しました。

などなど、様々な問題に対応しながら、荷物の片付けと日々の家事育児にせいいっぱいでブログを書く余裕もありませんでしたが、今日あたりやっと少し落ち着いてきました。

長い縁側がお気に入り。ここもだいぶ家主さんに修繕していただきました。
内見でここを見た瞬間ぶわっとイメージが広がりました。この家に決めた理由はいくつかありますが、この縁側の存在は大きいです。縁側というのは内部と外部の中間に位置するバッファゾーンとしての役割を持っていて、その日本家屋の構造がそのまま僕たちの考えるフリースペースの在り方にスライドできるのではと考えています。

玄関がフリースペースの入り口になります。そこに無料のお茶コーナーやブックコーナーを作ります。縁側にも玄関から上がります。この縁側は、ふだんお客さんやフリースペースの利用者がトイレに行く通路となるほか、庭に面しているので晴れた日には窓を開放してくつろげます。またバザーやライブイベントなどにも使おうと考えています。
障子一枚向こうは僕たち家族の居住スペース。中を見ようと思えばガラス越しに見えてしまいます。なので、居住スペースと公共スペースの区切りはあいまいです。いくら区切ろうとしたところで、どうせ中の部屋も訪れた子どもたちの遊び場になると思いますしね。
フリースペースの在り方は僕たちの方針だけでなく、訪れる人たちの相互作用で変わっていくので、それに合わせて僕たち家族のライフスタイルを作っていけばいい、くらいに考えています。

量り売りの店オトナイは三次市川西地区にて5月末オープン予定です。
フリースペースはそれよりももう少し早く、ゴールデンウィークあたりには試験的にはじめたいと思っています。

後悔していること

その他

後悔していることがある。オープン2年目か3年目くらいだったと記憶してるけど、小さな子を連れたお母さん(らしき人。見た目じゃ判断できないから)が入ってきて、しばらく注文せずに子どもを遊ばせていた。
そこまではよくあることなので、そろそろいいかなと注文を取りに行くと、「えっ」という反応。僕も「えっ」となって、「一応カフェなんですけど…」とかなり控えめに言った(つもり)。すると「あっ、そうなんですか」とすぐに出ていってしまった。
これはね、僕は本当に取り返しのつかない失敗だったと思ってます。どうしてあのとき「ゆっくりしていってください」の一言が言えなかったのか。そんな場所を目指していたのに。まさにドンピシャで理想のお客さんだったのに。無料の場所だと思って入ってきてくれるなんて最高じゃないか!
その時の気持ちを思い出すと、お客さん、というか売り上げが少ない時期で、焦っていたという理由はある。でも理念では居場所づくりとか立派なことをいいながら、全然意識と行動が伴ってなかった。本当に後悔してるし、申し訳なかったと思ってる。今ならちがう対応ができると思う。
あの人がその後もう一度来てくれたかどうかはわからない(僕は人の顔を憶えるのが苦手なので、また来てくれてもたぶんわからない。そのせいでだいぶ失礼なことをしていると思います。特性なのでご理解ください)。けど、たぶん来なかっただろうな。僕なら行かない。

もうこんな失敗はしない。カフェオトナイも、量り売りのお店も、誰でも来ていいし、お金を使わなくてもいいし、どんな過ごし方をしてもいい場所にしたい。

オトナイがフェアトレードのコーヒー豆を使う理由

コーヒー・ドリンク量り売り

こんにちは、オトナイのダイチです。今日はコーヒーの生豆をハンドピックしています。

ハンドピックとは、虫食いや傷んだ豆などを一個一個手で取り除く作業。この銘柄は不良率が低くて数%程度です。ロスが少なくて助かります。

これが欠点豆。虫食い、発酵豆、カビ豆、死豆など…。

一昨年からはじめた自家焙煎コーヒーはおかげさまで美味しいと好評です。この春オープン予定の量り売りのお店でも主要な商品になると思っています。
何度も書いていますが、オトナイのコーヒーはすべてフェアトレードでオーガニック(無農薬・無化学肥料)の生豆を使用しています。フェアトレードとは、生産物を適正な価格で取引することで児童労働や搾取の構造をなくし、現地の人々の経済的自立を持続的にサポートする取り組みです。
コーヒーは、現地の人を不当に安い賃金で働かせたり、不当に安い価格で豆を買い上げることで資本が莫大な利益を得ている商品です。オトナイがフェアトレードのコーヒーを使っているのは、そういう不公平な仕組みに加担せず、おいしくて安全なコーヒーを飲みたいし、みなさんにも飲んでほしいと思っての選択です。
この豆を仕入れている会社の社長さんとは、以前意見の相違がありメールで軽く議論になったことがあります。話題は東京オリンピックのことでした。僕の考えでは、オリンピックもコーヒーも巨大な利益を生むビジネスで、その一方で環境破壊や搾取や貧困や差別を生み出し続けているという意味では地続きの問題だと思っています。素晴らしい活動をされている会社の社長さんなので、そこはわかりあえると思ったのですが、僕の伝え方がまずくてうまくいきませんでした。
それでも僕はこの会社の理念には共感しているので、ここの豆を使い続けます。社長さんとはまた別の機会に話せたらいいなと思います。

 

2号店・量り売りオトナイ(仮)

お知らせ

こんにちは、オトナイのダイチです。今日は大事なお知らせがあります。
この春、三次市川西地区にて2号店・量り売りオトナイ(仮)をはじめます。

場所は築200年以上という風格のある古民家です。初めて内見したときは家自体がもつ生命のような存在感に圧倒されました。
すでに地域の有志の方たちによりコミュニティスペースとして活用されており、今後もそういった活動を継続することを条件に住む人を探していたそうです。まるで僕たちを待ってくれていたみたいだなあと感じ、ここに決めました。

これまでずっと職住一体の暮らしを夢見ていました(僕たち家族はカフェオトナイに住んでいると思われることが多かったのですが、実はお店とは別の家に住んでいました。これが何かと不便で・・・)。
なので、新しいお店をはじめるにあたってその夢を叶えるべく、僕たち家族も北広島町から三次市へ移住し、古民家に暮らしながら同じスペースで商いをします。

北広島町を離れることにしたのは、まだ日本社会ではなじみのない「量り売り」という先進的なビジネスモデルが、北広島町ではまず受け入れられないだろうと考えたのが理由のひとつです。また、カフェオトナイでずっと目指してきた、経営面で採算を取りながらコミュニティスペース的な機能も持たせたいという場づくりを北広島町で継続することにも限界を感じていました。
三次の川西地区というところも思いっきり田舎ですが、すぐ近くに三次市街地という大きな商圏があり、地域性も比較的開放的で新しいものが受け入れられる素地があると感じています。

そもそも6年前に僕たちがオトナイをはじめるときカフェという形態を選んだのは、コミュニティスペースとして利用してもらうためにそれがもっともよいと考えたからです。そして実際数年間はうまくいきました。しかしCOVID-19でその状況は変わり、また僕たちのスタンスが少しずつ変化していくにつれて、この地域でカフェを続けるのは苦しくなってきました。

飲食店の苦境はまだまだ当分続くでしょうし、無理をしてまで、ポリシーを捨ててまで今のやり方に固執したくはありません。目的さえブレなければ、状況に応じて業態は変化させていけばいい。「変わらないために変わり続ける」がオトナイのモットーです。
他にも後付けしようと思えばいくらでも理由は作れますが、最大の動機は”直感”です。去年あたりから「そろそろここらが潮時だな」というのは僕もエリコも皮膚感覚でとらえていました。

大阪から北広島町に戻ってきて8年間暮らし、そのうちの大半がオトナイとともにありました。ここには僕の実家があるし、母もいます。友達もいます。オトナイで生まれたつながりも大切です。なので完全に縁を切ってしまうわけではなく、頻繁に戻るつもりでいます。
北広島町のカフェオトナイは今後も継続し、三次の量り売りオトナイ(仮)と並行して運営していきます。憧れていた二拠点生活に夢が広がっているところです。
ただし、これまでよりカフェの営業日は少なくなります。また営業形態も大きく変わり、僕たちが本来やりたかったコミュニティカフェの形に近くなると思います。
こちらも春頃に営業再開予定です。詳細が決まり次第お知らせします。

今年最後の民泊

民泊

今年最後の民泊が終わりました。COVID-19の影響で民泊が激減し、去年はゼロ、今年は今回含め2回だけでした。
もともと夏の予定が延期になってこの時期に。冬の民泊は異例です。

寒いので川泳ぎなど夏の定番の遊びはできませんでしたが、そのぶん時間がたっぷりあったので、めったにできないことをやろうと午前中は龍頭山に登りました。

午後は農業体験や、動物とのふれあい。

帰り道に見た虹がきれいでした。

最後は季節外れの花火で締めくくり。

ふだんの小学校の民泊では、日中は学校の活動があるのでいっしょに過ごすのは夕方以降だけですが、今回は日中の活動がなく一日じゅう民泊家庭で過ごしたのでゆっくり話をする時間がありました。そのおかげで2泊3日と短めだったわりにはかなり濃いコミュニケーションができた気がします。やっぱり民泊っておもしろいなあと再認識しました。

広島市近郊の町から来た典型的な都会っ子たち。4人ともとても個性的で、個人差はもちろんありますが体力もあるし、コミュニケーション能力も高いし、ご飯もよく食べる。単純に都会の子と田舎の子を比べてどうこう言えないなあということはいつも感じます。
子どもたちのグループの雰囲気は、田舎・都会の違いよりもむしろ学校の校風にかなり影響されるように思います。今回はそうではないですが、過去には「あーここの先生は厳しそうだな」というところもあり、そういう学校の子どもたちは最初はとても元気がなく自信を奪われているように見えます。でも完全にスポイルされているわけではなく、先生の前では空気を読んで従順にしていますが、その監視の眼がなくなって安心感が生まれると徐々に素の顔を見せてくれるようになります。その信頼関係を民泊期間中にいかに築けるかということが、僕たちが最大限努力しているところです。

大人はあまり気づかないけど、子どもって実はすごく大人に話を合わせてくれてます。自分が子どもだった時を思い出してみても、やっぱりそうでした。とりわけ女の子はジェンダーロールの中でそういう振舞いを期待されることもあって、その傾向が強いと感じます。大人がその力関係の非対称性に無自覚なまま、「あーいいコミュニケーションができた」と思っていると、子どもたちに負担を強い続けることになります。
だから、「本当に今この子が話したいことは何か」ということは常に意識して気にしていたいなと思っています。とても難しいですが。

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