うーぱーからオトナイへ

コンセプト

ひとつの新聞記事をご紹介します。

悩める生徒へ、校内に居場所 社団法人、課題把握し登校支援 豊中 /大阪

不登校の経験があり、教室に入れないなど悩みを持つ生徒らが気軽に立ち寄れる居場所を学校内に作る取り組みが、豊中市の高校で進められている。

店主はこの定時制高校内の居場所の立ち上げと初期の運営にかかわりました(のちに妻もスタッフとして入りました)。とても思い入れのある仕事です。
公立高校の中に一民間団体の支援スタッフが常駐する、しかも「うーぱー」とかいうわけのわからない部屋をつくっているという、当時はもちろん今から見てもかなり斬新な取り組みでした。校内で禁止されているお菓子やスマホ充電なども「うーぱー」内だけはお目こぼし的に許されるという、ある種の自治区というか解放区的な奇妙な空間が、突如夜の学校内に出現するわけです。しかもそこには先生たちとは一風ちがった空気をもつ大人たちがいて、なにやらヒマそうにギターを弾いたり落書きをしたりしている。これは意図的にそういう仕掛けで生徒を誘っていました。
そこにまんまと引っかかってやって来る生徒たちは、やはり何か抱えていることが多い。何もなければそんなところへ寄らずに教室へ行くなり、学校を抜け出して遊びに行くなりするはずです。ただお菓子を食べたりスマホを充電しに来ているように見える生徒たちも、安心と安全が保障された空間でゆっくり時間を共有することによって、いろいろなことを話してくれるようになります。記事の中では「親から収入を取られる経済搾取や、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でのトラブル」という2つの例が挙げられていますが、いや本当にいろいろありました。
小学校から不登校で、入学してから一度も教室に入れなかった生徒が、うーぱーに一年間通った翌年からは自発的に授業に出はじめたこともありました。その生徒は去年就職したそうです。居場所というものの持つ効用を感じるケースです。それらの経験が、今のオトナイにつながっています。

これまでも何度か書いているように、オトナイの本当の目的は居場所づくりです。だからカフェという顔はその一面にすぎないとしても、自分たちなりに吟味して用意した飲み物と食べ物を出せるカフェというスタイルは、心地よい居場所づくりにはこれ以上ない最適な方法だと思っています。
もちろんオトナイは支援機関ではないのでこの記事のような目的でやっているわけではないですが、おとなう(=訪ずれる)人がここで自分自身に立ち戻り、またゆっくりと歩き出せるような場所でありたいという思いは共通しています。

 

オトナイ

北広島町にある大正建築のブックカフェです。
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