15日(土)、『ダーシーとアーサーのトーク&ライブ』を開催しました。
参加者はなんと約40人! 部屋4つと廊下にまではみ出す超満員でした。
最初に30分のコンサート。これは店主の希望でぜひにとお願いしました。ダーシーのオリジナルソング、ほんとにいいんですよ。彼女は大学院で詩を専攻していたそうです。店主の英語力がアレなので意味はほとんどわからないんですが。
途中から友人の土井さんが加わりビートルズとピンクフロイドのカヴァー、最後の曲はアーサーも歌いました。いいライブでした。

続いて2人によるトークです。
ダーシーとアーサーには2人の子どもがいます。ともに養子です。長女のメグちゃん(4歳)には、以前から養子であること、生んでくれたお母さんのことを伝えているそうです。

このアルバムには、メグちゃんが生まれる以前のことから、養子縁組をするに至った経緯が写真とともに綴られています。それを見せながら、自分たちがあなたをいかに大切に思っているかを話しているそうです。
アメリカでは養親縁組が一般的であること、子どもができないから養子をもらうのではなく、自分の子どもと養子をいっしょに育てる場合も多いこと、国籍や人種も関係ないことなど、日本での常識からすると驚くような話ばかり。
このような2人の信念を支えているのは、敬虔なクリスチャンとしての信仰心です。聖書の一節を引用しながら、養子縁組は神の望みであること、日本でそれを広めていきたいという思いをていねいに語ってくれました。
「以前住んでいた街では、メグちゃんが大きくなったとき、私たちのために苦労するのではないかという心配があった。でも大朝の人はちがう。今はそういう心配はしていない」というダーシーの言葉にグッときました。
この子たちが大きくなって、養子であることや親が外国人であるという理由で嫌な思いをするような町にしてはいけない。僕たちがオトナイという場を使ってできることがあるとすればそこだし、このトークイベントがその第一歩となったことに胸が熱くなりました。
ダーシー&アーサーファミリー、来てくださったみなさん、とてもわかりやすい通訳をしてくださった恭子さん、ありがとうございました!