営業日変更のお知らせ
お知らせ
こんにちは。広島県の片田舎でオトナイというカフェをやっているダイチです。
当面の間、【木・金・土曜日】のみの営業に変更します。
いま、オトナイは経営的にピンチです。いや4月からずっとピンチではあったんだけど、9月に入ってから何かが変わったような感触があります。終わりのはじまりが終わり、社会の崩壊が次の段階に進んだような不気味な変化です。
お客さんが減っているとはいえ、個々のお客さんの過ごし方は以前と変わらず、お一人や少人数でゆっくり過ごされたり、別々のご家族の子どもたちが一緒に遊んだり、そんないつものオトナイ時間が流れています。僕たちがオトナイという場に託した役割はきちんと果たしているし、まだまだ続ける意味がある。そう感じています。
しかし客数の減少は如何ともしがたいのが実情です。ブログやSNSで政治的な発言をしたり、社会問題や人権問題に触れたりするのもその一因にはなっているでしょう。とにかくリベラルなものが嫌いという人は一定数いるものです。
だけど最近の減少傾向はそれだけではなく、とにかく社会に余裕がなくなっている。余裕がなくなると、カフェのような余暇にかける時間とお金は真っ先にカットされます。予想通り、コロナ以後自殺者が増えているそうです。特に女性が多く、10代ではさらに顕著です。社会的・経済的に弱い立場の人たちが真っ先に追い込まれていく。あなたはこんな世界を望んでいますか?僕は望んでいない。子どもたちをこんな世界に放り出すわけにはいかない。
日本におけるコロナ禍は、政府の杜撰な対応が招いた人災です。そして現政権も前の政権を継承すると言っている以上、事態が好転する見込みはないでしょう。一人ひとりの声で世論を動かし、選挙に行って変えるしかありません。
僕は今のこの日本社会に非常に恐れを抱いています。よく「ピンチをチャンスに」と言いますが、そうやって無理やりポジティブにとらえようとするとリスクを過小評価するし、現実を直視できなくなる。危機は危機として正しく恐れるほうが生物としての生存性が高まるはずです。もっとシビアな状況に追いつめられる前に、先手を打つことにしました。そのための営業縮小です。
営業日を来客の多い週の後半に限定することで、コミュニティカフェとしての機能を維持しつつ、経営的な負担とリスクを最小限に抑えます。そうするといろいろ可能性が見えてきます。一例として、かねてから計画していた週末ランチを実施する予定です。今週末にはまだ間に合わないと思うので少々お待ちくださいね。個人的な活動時間も増やせるので、エリコは草木染めを本格的にやりたいそうです。僕はまだいろいろ思案中です。そんな感じです。
こんな世界にも虹はかかる。きみもぼくも、生きていこう。