オトナイを週3営業にしたらどうなったか、という話
コンセプト
こんばんは、ダイチです。
今日はオトナイを週3営業にしたらどうなったかを書こうと思います。
結論から言うとめっちゃ忙しくなりました。
なぜだろう?と考えてみると、まずお客さんが増えました。それまで週5の中で満遍なくバラけていた人数が、週3でギュッと圧縮されている感じ。むしろ前より多いかもしれない。まあ10月は例年来客の多い時期ということもあって、営業縮小との因果関係はわかりません。静かなオトナイもいいけど、賑やかなオトナイも楽しいもんです。
そのぶん休みの日に仕込みや焙煎をする時間が増えました。だから休みを2日増やしても、実質休めるのは1日くらい。それでも上の子が生まれてからの6年間というもの丸1日フリーなんてまずなかったので、僕とエリコのエネルギーはいま爆発しています。「今までできなかったこと、我慢していたことを全部やろう」と、まずは行ってみたかったカフェやランチの店などを手当たり次第に回っているところです。
保育園の迎えの時間に間に合うように帰らないといけないので、移動時間を除くと実質滞在時間は4〜5時間しかないんですけどね。こうやって気ままに街をぶらついて、ランチを食べ、カフェでお茶をして、古本屋や楽器屋にぶらりと入るなんて夢のようです。
これってただ遊んでるみたいですけど、実際遊んでます。お店に活かすとか、勉強とか研究とかあまり考えてない。「ただ遊ぶ」ってことがものすごーく大切なんだと僕は言いたい。
ずっと子育てと仕事に追われて田舎に引きこもっていると、自分の中で新しいものへの興味や感受性が停滞していくのを感じます。本は通販で買えるし映画もネットで観れるけど、文化って空気のようなものなので、直接肌で触れないとわからないことは確実にある。オトナイのオープン当初から田舎の文化的欠乏は大いに個人的不満でありまた公共の課題として捉えていて、「オトナイを文化で満たす」「オトナイはこの田舎町におけるカウンターカルチャーだ」という思いをもってやっているけど、それって自分たちが文化を持ってないと偽物にしかならない。ここまでの4年半はそれまでの蓄積でなんとかやってきて、そろそろネタ切れというか、正直最近オトナイつまんねーなと思いはじめていたところでした。勘のいいお客さんの中にはきっと同じように感じていた人もおられると思います。ほんとにいいタイミングで転機が訪れました。
そのうちちょっとずつオトナイの新しい形が見えてくると思います。
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