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「ヒュッゲ」について

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最近日本でも話題になりつつあるHygge(ヒュッゲ)というデンマークのライフスタイル。まだ定着した訳語はないようですが、大ざっぱにいうと「居心地のよい時間と空間」という意味です。これオトナイが目指すものじゃん!と思ったので興味をもっています。
ひとつの言葉の中に質素であること・家族や友人と過ごすこと・ぬくもり(とりわけ火のある暮らし)などさまざまな要素があって、日本語にぴったり合う単語はなさそうです。しいて日本文化の文脈に置き換えれば「侘び寂び」が近いかなーと思います。デンマークの長く厳しい冬の中で生まれた生活の知恵という側面もあって、この北広島町になじみやすい気もします。あえて輸入しなくてももともとわたしたちの中にもある価値観だと思いますが、他国の文化を知ることでわたしたちの文化の中に眠っている価値を掘り起こしていくのは意味のあることだと思います。

 

ミーティングでした

コンセプト地域活動

またもや80cmを超える積雪となりました。
朝から駐車場確保のため雪をほりほり。この冬はこればっかりで、二の腕の筋肉が一回り太くなりました。

秋にカメムシが多いとその冬は大雪になると言われますが、まさにその通りになりましたね。カメムシと積雪の因果関係ははっきりわかっていないようです。カメムシが大雪を予知する仕組みを解明すればノーベル賞ものかも? 昆虫好きの少年少女に期待します。

今日はほぼ丸一日使って地域活動のミーティングでした。最初にやったのは、「自分が何かをするときに大切にしていること」を書き出してシェアするというワーク。数や書き方は自由。文章でていねいに書く人、キーワードだけ書く人と、それぞれの性格が出ます。
店主が書いたのは①青春②あの人③子どもたちの3点。
①はどういうことかというと、「僕が人生にいちばん求めているのは永遠の青春なのかもしれない」ということに最近気づいたので。これまで自分がやってきたことを振り返ると、ほとんどそれが動機だったような気がします。これはちょっと恥ずかしいので人に話したのは初めてです。
②は、例えばオトナイでやっていることもそうなんですが、何かをはじめるときにはその時々で特定の「あの人」のことを思っていることが多いです。何人にリーチできるか?というところから考えるのではなく、たった一人の「あの人」がよろこんでくれるなら、それはやる価値があると思っています。
③がいちばん大事な究極の目的です。今を生きる子どもたち、これから生まれてくるすべての子どもたちのために、よい未来を残す。子どもたちのためになることならやる価値がある。逆に、子どもたちのためにならないことはやる価値がないばかりか、悪ですらある。これが僕の行動指標であり、オトナイの理念です。

あなたが大切にしていることは何ですか?
言葉にしてみることで、これまでしてきたこと、これからやりたいことを整理するよい機会になるかもしれません。

うーぱーからオトナイへ

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ひとつの新聞記事をご紹介します。

悩める生徒へ、校内に居場所 社団法人、課題把握し登校支援 豊中 /大阪

不登校の経験があり、教室に入れないなど悩みを持つ生徒らが気軽に立ち寄れる居場所を学校内に作る取り組みが、豊中市の高校で進められている。

店主はこの定時制高校内の居場所の立ち上げと初期の運営にかかわりました(のちに妻もスタッフとして入りました)。とても思い入れのある仕事です。
公立高校の中に一民間団体の支援スタッフが常駐する、しかも「うーぱー」とかいうわけのわからない部屋をつくっているという、当時はもちろん今から見てもかなり斬新な取り組みでした。校内で禁止されているお菓子やスマホ充電なども「うーぱー」内だけはお目こぼし的に許されるという、ある種の自治区というか解放区的な奇妙な空間が、突如夜の学校内に出現するわけです。しかもそこには先生たちとは一風ちがった空気をもつ大人たちがいて、なにやらヒマそうにギターを弾いたり落書きをしたりしている。これは意図的にそういう仕掛けで生徒を誘っていました。
そこにまんまと引っかかってやって来る生徒たちは、やはり何か抱えていることが多い。何もなければそんなところへ寄らずに教室へ行くなり、学校を抜け出して遊びに行くなりするはずです。ただお菓子を食べたりスマホを充電しに来ているように見える生徒たちも、安心と安全が保障された空間でゆっくり時間を共有することによって、いろいろなことを話してくれるようになります。記事の中では「親から収入を取られる経済搾取や、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でのトラブル」という2つの例が挙げられていますが、いや本当にいろいろありました。
小学校から不登校で、入学してから一度も教室に入れなかった生徒が、うーぱーに一年間通った翌年からは自発的に授業に出はじめたこともありました。その生徒は去年就職したそうです。居場所というものの持つ効用を感じるケースです。それらの経験が、今のオトナイにつながっています。

これまでも何度か書いているように、オトナイの本当の目的は居場所づくりです。だからカフェという顔はその一面にすぎないとしても、自分たちなりに吟味して用意した飲み物と食べ物を出せるカフェというスタイルは、心地よい居場所づくりにはこれ以上ない最適な方法だと思っています。
もちろんオトナイは支援機関ではないのでこの記事のような目的でやっているわけではないですが、おとなう(=訪ずれる)人がここで自分自身に立ち戻り、またゆっくりと歩き出せるような場所でありたいという思いは共通しています。

 

コーヒー一杯ぶんの沈黙

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一杯のコーヒーを、黙って飲む。コーヒーを飲むというのは、コーヒー一杯ぶんの沈黙を手に入れることなのだ。

(長田弘「一杯のコーヒー」より)

オトナイの客層は子連れや女性どうしのグループが圧倒的に多いです。そこがオトナイのコンセプトなのでそういう意味では成功しているんですが、それとは別に一人で過ごせる空間づくりも重視しています。

以前、子連れのお客さんたちが「一人でカフェに行きたいなあ」「夢よねー」と話しているのを耳にしました。
これ、すごくわかります。店主も一人でカフェに行けるのなんて年に一度あるかないかです。

一人で行きたいカフェとはどんな店ですか?
オトナイはそんなカフェになりたいなあと思っています。

(大地)

 

レノンと足穂とパンケーキ

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店主が言うのもなんですが、オトナイはおもしろいお店です。
昨日のお客さまからはジョン・レノンの「失われた週末」について教えてもらいました。レノンは昔から好きで楽曲はほぼ全部聴いてますが、伝記的な部分にはあまり興味がなかったのでこの件は初耳でした。すぐにネットで調べましたよ。
で、今日のお客さまとは漫画や文学の話をしていて、稲垣足穂をすすめられました。名前は知っているけど読んだことがない作家。父の遺した蔵書の中にあったのでさっそく読んでみようと思います。
うちのお客さんおもしろすぎないですか。僕も客の立場でいろんなカフェに入り浸ったけど、なかなか店主とこんな話はできなかったなあ。

僕の理想とするカフェは、ゆっくり時間をかけて文化が醸成されるような場。元来カフェはそういう場であったし、特にこういう田舎ではカフェ一軒が大きな役割を持っていると思っています。レノンと足穂の話ができて、パンケーキが食べられる場所なんてなかなかないですから。
オトナイにとって文化的な場であることは、美味しいパンケーキがあるのと同等か、それ以上に超重要なミッションなのです。

(D)

 

 

 

1周年です

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本日、オトナイオープンします。
軽食、手作りおやつなどをご用意しております。
草木工房シフクノモリさんによる木の雑貨と野草茶も展示販売中です。

じつは明日5/4でオープンから1年になります。
先輩同業者から心配されるほどの僻地にあってこれまで何とか続けてこられたのは、ひとえにみなさまのおかげです。
本当に、ほんとうにありがとうございます。

記念すべき1周年の5/4、5/5はお休みをいただいて、家族と共に過ごす時間にします。
感謝企画どころか書き入れ時のGWに営業すらしないというスタイルもオトナイ流でございます。

変わらないために変わり続ける。そんな場所でありたい。
これからもオトナイをよろしくお願いいたします。

D

「あーとふる大朝2017」無事終了!

あーとふる大朝アートコンセプト

4/27~29の3日間にわたって開催した、北広島町の芸術祭「あーとふる大朝2017」は盛況のうちに終了しました。
お越しいただいたみなさま、出展者のみなさま、ご協力くださったみなさま、本当にありがとうございました。

オトナイのミッションのひとつに「これまで地域になかった価値を生み、オルタナティブなライフスタイルを提案する」という壮大なテーマがあります。
そのための“場”と、コツコツものづくりや表現を通して文字通りの「価値」を創り続けてこられた“人”が出会う瞬間でした。それぞれのエネルギーが交錯し、ぶつかり、融合し、大きな磁場の中にいるような3日間でした。

とはいえ、イベントはイベント。いくら人が集まって盛り上がってもそれは本来の地域の姿ではないわけで、肝心なのはこの試金石のような体験をいかに日常の中に落とし込んでいけるか。

ここからです。
まだまだ面白くなりますよ。

D

オトナイにできること

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梅と桃が同時に咲き誇り、見事な光景です。

先日、店主がかつて不登校支援をしていたことを知ったお客様が相談に来られました。
お話を聞かせてもらうことしかできませんが、過去の仕事が今につながり、少しでも役に立てるのはうれしいです。
妻と話すのが楽しみで来てくださるお客様もいるし、「大朝にはオトナイがあるから将来帰ってこようかな」と言ってくれた若いお客様もいます。最高のほめ言葉ですよね。そんなことがあった日は本当にオトナイをやっててよかったなーと思います。
たかが喫茶店。大したことはできません。されど喫茶店。ある意味何でもできる。
そんな可能性のある場にしていきたいとあらためて思いました。

D

芸北ぞうさんカフェ!

コンセプト周辺情報日常

 

日曜日は家族で芸北ぞうさんカフェに行ってきました。
昨年改装された店内は広くて雰囲気たっぷり。有名なぞうさんペーパーなどの雑貨や物珍しいアイテムがいっぱい。娘も大はしゃぎで楽しんでいました。

僕は5年前のオープン当初から年1回くらいのペースで来ています。近くて遠い芸北。当時はまだ大阪に住んでいたので「へー、芸北にこんなおもしろい店ができたんだ」という程度の認識でした。
こっちに戻ってからは仕事でもプライベートでもいろんなところでぞうさんカフェの噂を聞いて、なんかすごいことやってるなあと思ってました。
なんせFacebookのいいね!が5年で3000オーバーの怪物カフェです。人口2万人未満の町で、ですよ。
僕たちの敬愛する大阪の超人気カフェうさぎとぼくも5年で3000いいね!くらいです。もちろん数がすべてではないですが、商圏のちがいを考えたらどれほどすごいことかわかると思います(ちなみにオトナイは開業10か月で300いいね!くらいです。本当にありがとうございます)。

じつは、僕はここの怪物もとい名物店主の植田さんにはちょっと恩を感じていることがあります。
こっちに戻ってきて勤め人をやっているときに、たまたま仕事でぞうさんカフェの近くに来たのでランチを食べに入りました。そこで植田さんといろいろ話している中で、脈絡は忘れましたが植田さんがふと「独立したらいいじゃないですか。サラリーマンの年収くらいはすぐ稼げますよ」と言ったことがなぜだか記憶に刻み込まれました。
そのときはもう仕事を辞めたくなっていたのかもしれません。その頃からどんどん精神的に追い詰められて、もうあかんというときに植田さんのあの一言が僕の背中を押してくれました。
別に稼げるってところに押されたわけではなくて、その言葉に逞しさというか、独立した人間の誇りのようなものを感じたんですね。当時の僕はとことん自分に合わない職場の中で、生来強いはずの独立心もぺしゃんこに潰れてました。あのとき仕事を辞める勇気を持てなかったら今頃どうなってただろうと考えることがあります。たぶん、今のように幸せな暮らしはできてないんじゃないかな、と。

…という話をこないだかあちゃん餃子の前でばったり会ったときに伝えたかったのですが、植田さんは全然憶えてませんでした。まあそんなもんでしょう。言った側は忘れていても、胸に刻み込まれた側はずっと憶えている。その言葉の強さはその人の生き方の強さに比例すると思うんです。

オトナイは人の背中を押すほど強いメッセージ性を前面に出すタイプではありませんが、ここに来てくれる人たちの胸に何かを刻み込めるような店になれたらいいなあ、と思います。

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等身大の場づくり

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どうも。毎日6時間以上の家事と育児をこなし、さらに娘(2歳)の風邪が治ってからの謎の赤ちゃん返りで育児ノイローゼ寸前の店主です。
日・祝は保育所が休みなのでさらに倍、ドン。
仕事をしながら妻と同じくらい家のこともする夫のしんどさに、世の中はずいぶん無関心な気がします。

その一方で、男がちょっと子育てすると「イクメン」と変に持ち上げられるのはなぜだろう。
女性はただの「お母さん」なのに。
なら、僕はただの「お父さん」でいい。

オトナイがメインの客層に想定しているのは、自分たちと同じくらいの子育て世代。
ニーズ調査もマーケティングもしていませんが、うれしいことに毎日のように赤ちゃんや小さな子連れのお母さんたちが来てくれます。たまにお父さんも。
そこで子育ての悩みなどを吐き出しあって、ストレス発散して軽くなって帰ってもらえたらいいなと思ってます。

僕たち自身、去年までは、帰ってきたばかりの田舎町で友達もおらず、生まれたばかりの子を抱えてどこにも行くところがなく途方に暮れていました。
そんな自分たちの「こんな店がほしかった」をかたちにしたのがオトナイです。

休日に子どもを連れて行くところが思いつかないとき、妻と「オトナイに(客として)行きたいなあ」と言い合うくらい、僕たち自身にとって必要な場所になっています。
一人の母として、一人の父としての等身大の場づくりが、潜在的にそういう場を求めていた人たちに届いて理解してもらえたのだとしたら、こんなうれしいことはありません。

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営業カレンダー

2018年6月
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が休みです(月・火定休)
・6/2(土)民泊受入れのため休み
・6/6(水)~6/8(金)臨時休業
・6/30(土)民泊受入れのため休み

営業時間・情報

080-5355-1074
11時~17時(月・火定休)

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