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オトナイにできること

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梅と桃が同時に咲き誇り、見事な光景です。

先日、店主がかつて不登校支援をしていたことを知ったお客様が相談に来られました。
お話を聞かせてもらうことしかできませんが、過去の仕事が今につながり、少しでも役に立てるのはうれしいです。
妻と話すのが楽しみで来てくださるお客様もいるし、「大朝にはオトナイがあるから将来帰ってこようかな」と言ってくれた若いお客様もいます。最高のほめ言葉ですよね。そんなことがあった日は本当にオトナイをやっててよかったなーと思います。
たかが喫茶店。大したことはできません。されど喫茶店。ある意味何でもできる。
そんな可能性のある場にしていきたいとあらためて思いました。

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芸北ぞうさんカフェ!

コンセプト周辺情報日常

 

日曜日は家族で芸北ぞうさんカフェに行ってきました。
昨年改装された店内は広くて雰囲気たっぷり。有名なぞうさんペーパーなどの雑貨や物珍しいアイテムがいっぱい。娘も大はしゃぎで楽しんでいました。

僕は5年前のオープン当初から年1回くらいのペースで来ています。近くて遠い芸北。当時はまだ大阪に住んでいたので「へー、芸北にこんなおもしろい店ができたんだ」という程度の認識でした。
こっちに戻ってからは仕事でもプライベートでもいろんなところでぞうさんカフェの噂を聞いて、なんかすごいことやってるなあと思ってました。
なんせFacebookのいいね!が5年で3000オーバーの怪物カフェです。人口2万人未満の町で、ですよ。
僕たちの敬愛する大阪の超人気カフェうさぎとぼくも5年で3000いいね!くらいです。もちろん数がすべてではないですが、商圏のちがいを考えたらどれほどすごいことかわかると思います(ちなみにオトナイは開業10か月で300いいね!くらいです。本当にありがとうございます)。

じつは、僕はここの怪物もとい名物店主の植田さんにはちょっと恩を感じていることがあります。
こっちに戻ってきて勤め人をやっているときに、たまたま仕事でぞうさんカフェの近くに来たのでランチを食べに入りました。そこで植田さんといろいろ話している中で、脈絡は忘れましたが植田さんがふと「独立したらいいじゃないですか。サラリーマンの年収くらいはすぐ稼げますよ」と言ったことがなぜだか記憶に刻み込まれました。
そのときはもう仕事を辞めたくなっていたのかもしれません。その頃からどんどん精神的に追い詰められて、もうあかんというときに植田さんのあの一言が僕の背中を押してくれました。
別に稼げるってところに押されたわけではなくて、その言葉に逞しさというか、独立した人間の誇りのようなものを感じたんですね。当時の僕はとことん自分に合わない職場の中で、生来強いはずの独立心もぺしゃんこに潰れてました。あのとき仕事を辞める勇気を持てなかったら今頃どうなってただろうと考えることがあります。たぶん、今のように幸せな暮らしはできてないんじゃないかな、と。

…という話をこないだかあちゃん餃子の前でばったり会ったときに伝えたかったのですが、植田さんは全然憶えてませんでした。まあそんなもんでしょう。言った側は忘れていても、胸に刻み込まれた側はずっと憶えている。その言葉の強さはその人の生き方の強さに比例すると思うんです。

オトナイは人の背中を押すほど強いメッセージ性を前面に出すタイプではありませんが、ここに来てくれる人たちの胸に何かを刻み込めるような店になれたらいいなあ、と思います。

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等身大の場づくり

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どうも。毎日6時間以上の家事と育児をこなし、さらに娘(2歳)の風邪が治ってからの謎の赤ちゃん返りで育児ノイローゼ寸前の店主です。
日・祝は保育所が休みなのでさらに倍、ドン。
仕事をしながら妻と同じくらい家のこともする夫のしんどさに、世の中はずいぶん無関心な気がします。

その一方で、男がちょっと子育てすると「イクメン」と変に持ち上げられるのはなぜだろう。
女性はただの「お母さん」なのに。
なら、僕はただの「お父さん」でいい。

オトナイがメインの客層に想定しているのは、自分たちと同じくらいの子育て世代。
ニーズ調査もマーケティングもしていませんが、うれしいことに毎日のように赤ちゃんや小さな子連れのお母さんたちが来てくれます。たまにお父さんも。
そこで子育ての悩みなどを吐き出しあって、ストレス発散して軽くなって帰ってもらえたらいいなと思ってます。

僕たち自身、去年までは、帰ってきたばかりの田舎町で友達もおらず、生まれたばかりの子を抱えてどこにも行くところがなく途方に暮れていました。
そんな自分たちの「こんな店がほしかった」をかたちにしたのがオトナイです。

休日に子どもを連れて行くところが思いつかないとき、妻と「オトナイに(客として)行きたいなあ」と言い合うくらい、僕たち自身にとって必要な場所になっています。
一人の母として、一人の父としての等身大の場づくりが、潜在的にそういう場を求めていた人たちに届いて理解してもらえたのだとしたら、こんなうれしいことはありません。

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午後5時のオトナイさん

コンセプト

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最後のお客様をお見送りして、閉店を待つオトナイです。

雨がさあさあと降り、日中の蒸し暑さも薄らいで心地よい夕暮れ時。
こんなとき、日常がどこか非日常性を帯びて感じられることがあります。

あわただしいケの時間から少し離れ、かといって完全なハレの空間でもない。
閉め忘れた戸の隙間からそっと覗き込むお化けの“オトナイさん”のように、オトナイは日常と非日常の境界のような場所でありたいと思います。

今日は午後からのオープンとさせていただいたため、午前中に来ていただいたお客様には申し訳ありませんでした。
明日からはまた10時開店でお待ちしております。

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居場所であること。

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今日来られたお客様との会話の中で感じたことを書きとめておきたいと思います。
その方はオトナイを大切な居場所だと思っていることを伝えてくれました。それがとてもうれしかったのです。
オトナイのことを「癒される」「元気になれる」という表現で語られるのを聞いて、僕自身気づいたことがありました。

僕は、いつのまに元気になったのだろう。

オトナイの構想を練りはじめたのは、僕の人生においてもっともつらく危機的な時期でした。そんな中で、無意識のうちに自己回復の場をつくろうとしていたのかもしれません。
さいわい僕の場合は、家族でオトナイをつくっていく過程そのものが自己回復のための作業となり、いつのまにか自分を取り戻していました。
そのようにしてできたオトナイという場が、他の人の自己回復をほんの少しでも手助けできるのだとしたら、どれほどすばらしいことかと思います。

まだ明確になってないイメージの段階だけど、オトナイのめざしていることが三つあります。

(1)安心できる居場所であること。
(2)おいしいものがあること。
(3)文化的な交流の場となること。

僕はこれまで(1)は前提条件で、(2)がそのための手段、(3)が到達目標と考えていたのですが、「安心できる居場所である」ということは前提条件などではなく、もっともっと奥が深いのではないかと思いなおしています。

これは僕たちの勝手な思いです。お客様は、FBやインスタの写真を見て「あっ、かわいい」。こんな軽い気持ちで来てもらって全然いいんです。
実際、オトナイのことを「おしゃれ」「かわいい」と言ってくださるお客様も多く、僕たちはそんなにおしゃれを狙ってないのにそう感じてもらえるのはありがたいことだなあと思っています。
僕自身、都会住みだった頃はおしゃれなカフェの常連である自分を誇らしく感じていたこともあります。オトナイもおしゃれなカフェの仲間入りをして、雑誌なんかにも載ってみたい。そんな気持ちも少しはあります。

でも、おしゃれなカフェをめざす以上に、オトナイにはもっと大切にしなければならないことがある。そのことに気づかせてもらった日でした。

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客室紹介

お部屋コンセプト

オトナイの客室をご紹介します。4部屋からご自由に好きな場所を選んでいただけます。

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最初の部屋は8畳の洋室です。客室の中では最大で、4人席と2人席のテーブルがあります。
南向きの窓はさながらピクチャーウィンドウ。これからの季節は美しい水田の風景が見頃です。

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次は6畳の和室です。2人席が2つと、1人席が2つあります。少人数でのんびり過ごすならここがおすすめです。
店主がとりわけ好きなのは雨の日。雨音とカエルの鳴き声に耳をすませていると、懐かしい世界の片隅にいるような、そんな気がします。

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その隣は4畳半の和室。ここは4〜5人用のテーブルが一つだけです。どなたでも使っていただけますが、特に小さなお子さん連れのお客様におすすめの部屋です。絵本や積み木を置いています。
授乳やおむつ交換のときは戸を閉めるか、またはスタッフに声をかけていただければスタッフルームにご案内します。

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最後は北向庵。その名の通り北向きの小さな部屋です。2人掛けのソファと1人席があります。
店主の趣味で揃えた本棚もあります。もし趣味が合えば、どうぞ閉店までお過ごしください。
*プレオープン期間中(4/27~29)は展示会場となるため、北向庵は使用できません。

オトナイは古民家の2階で営業しています。残念ながら階段に手すりはありません。お年寄りなど階段を上り下りするのがしんどいお客様は、スタッフを呼んでいただければ昇降のサポートをいたします。または暖かい季節ならそのまま玄関でおもてなしをさせていただこうかな、と考えています。

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北向庵

コンセプト

他にやるべきことはたくさんあるのですが、どうしても本棚にこだわってしまいます。

一番奥まった北向きの部屋は、その名も北向庵(キタムキアン)。この部屋のコンセプトは「一生ここで本を読んですごしたい」なので、やはり厳選したものを置きたい。

その一部をご紹介します。

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画集のコーナー。全集モノの他に単行本や図録もあります。美術手帖のバックナンバーもたくさん。

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つげ義春のコーナー。貸本時代を除く全作品が読めます。弟のつげ忠男の超マイナー作品もありますよ。

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苦戦しているのはこの詩集コーナー。北向庵の元の主が蒐集した膨大な詩集の中から選んでいるのですが、それをやっていると一日が終わってしまうのです…。

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おとない

コンセプト

「おとない」という言葉には、「音の響き」「音から感じられる気配」といった意味があります。

個人的なこじつけですが、「音無い」という意味も含んでいます。

オトナイは、“音”を大切にしたいのです。

私は音楽が好きですが、音楽はときに過剰です。店内は基本的にはBGMをかけない方針です。自然の音、古い家の気配、家族や友人の声に耳を傾けてほしいと思います。

また、「おとない」には「訪れ」という意味もあります。

そこから転じて「オトナイさん」という怪談があります。ふすまをきちんと閉めないと、どこからかやってきて中をのぞく妖怪(お化け?)だそうです。

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※イメージです。

古い家なので、なにかいるかもしれませんね。

たぶん怖くないと思います。

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オトナイのはじまり

コンセプト

2年前の春、子どもが生まれるのをきっかけに私たちはこの町に来ました。

北広島町は中国山地の山間部にある町です。自然豊かな環境で安心して子育てができる一方で、過疎化・高齢化が進み若い人の居場所や交流の場が少ない。小さい子どもをつれてゆっくりできるお店が少ない。そんなことを感じていました。

じゃあ自分たちで居心地のいい場所をつくろう。

それがオトナイのはじまりです。

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ひとりで本を読んだり、

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時にはストーブを囲んでセッションがはじまったり、

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近所のお年寄りがコーヒーを飲みに来たり。

そんな空間でありたいと思います。

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オトナイとは

コンセプト

オトナイは築100年の古民家の2階を改装した喫茶店です。
広島県の北部、北広島町大朝という所にあります。

 

私たち夫婦が大阪からI・Uターンして2年。
自然に恵まれたこの土地で子どもを育て、暮らす中で、
高齢化・過疎化、子育て世代同士の交流の少なさ、
あかちゃんを連れて行ける公の場のハードルの高さを感じてきました。

 

誰にも干渉されないけれど、誰かが近くにいる。
赤ちゃんが畳に寝っ転がっている横でコーヒーを飲む。
知らない人同士だけど、気付けばお話ししていた。
読書に夢中になって、あっという間に数時間経っていた…。

 

そんな居心地の良い場所が欲しいなぁ。
じゃあ自分たちで作ろう。
そうやってオトナイははじまりました。
店を営むのはちょっと内向的な夫婦。大地と江里子です。
日曜日や祝日には看板娘がいるかも・・・?
こんな私たちと同じ空間を楽しんでいただければ幸いです。

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営業予定

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が定休日です。

ご案内

080-5355-1074
12時~18時(日・月曜定休)

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