水出しアイスコーヒー終了のお知らせ
お知らせコーヒー・ドリンク

自家焙煎コーヒー豆100g:650円
※生豆時の重量です。焙煎後は10~20%程度軽くなります。
・深煎り/中煎りからお選びください
・ごみ削減のため容器をお持ちください(110円で瓶の販売もできます)
・ミルで挽いてお渡しすることも可能です
前日までにメールinfo@otonai.main.jp、またはFacebookメッセンジャーでご注文ください。
オトナイのコーヒーはすべてフェアトレード・オーガニック(無農薬・無化学肥料)の生豆を使用した自家焙煎コーヒーです。
現在使用している生豆の生産国はメキシコ、ペルー、東ティモール。フェアトレードとは、そういったいわゆる発展途上国と呼ばれる国の生産物を適正な価格で取引することで児童労働や搾取の構造をなくし、現地の人々の経済的自立を持続的にサポートする取り組みです。
アラビカ種の中でもティピカやブルボンといった稀少で味の良い品種を使用し、ていねいに選別して焙煎しています。店内で提供する際は地元寒曳山の天然水でドリップ。水出しアイスコーヒーは一晩かけてじっくり抽出します。
ホットコーヒーはお好みに合わせて中煎りと深煎りの2通りをご用意しています。中煎りはフルーティな香りが特長で、やや酸味があります。深煎りは苦みと深いコクが特長です。
こんにちは、オトナイダイチです。
本日から自家焙煎コーヒーの提供をはじめます。
フェアトレード・オーガニックの生豆をていねいに選別してローストし、天然水でドリップした雑味のないコーヒーです。オーガニックとは無農薬・無化学肥料栽培のこと。フェアトレードについては後述します。
豆の個性に合わせて、中煎りと深煎りの2通りに焙煎します。酸味と香りが好きな人は中煎りを、苦みとコクが好きな人は深煎りを選ばれると無難だと思います。
日本人は深煎り好きの人が多いそうです(僕もそうでした)。コーヒーの酸味が苦手と思っている人は、劣化して酸っぱくなったコーヒーを飲んで苦手意識を持っていることが多いようです(僕もそうでした)。そんな人にもぜひオトナイの中煎りを試してみていただきたい。古くなった豆から出る酸味とはちがう、すっきりした酸味が楽しめます。
いつかは自家焙煎と思いながら5年目。このタイミングで踏み切ったのはコロナ禍がきっかけでした。苦しい状況から再起するにあたって、これまでと同じことをやっていたんじゃ意味がないと思いました。
世界も自分自身も、何かが決定的に変わってしまった気がするのです。まず思考が変わりました。それに伴って覚悟が決まりました。人間関係も大きく変わるでしょう。大切な人のことをもっと大切にしよう。意見や価値観が折り合わず離れていった人たち、いつかまたわかりあえる日までさようなら。
オトナイのモットーは「変わらないために変わり続ける」です。最初は魅力的に思えた人物やお店も、ずっと同じままだとだんだんつまらなく、色褪せて見えてきます。理由は単純で、物は古びていくし、人は老いていく。そして何より時代が変わっていくからです。
もちろん古びることや老いることがすなわち劣化ではなく、逆にそれが新たな価値を生むことも多々あります。例えば僕の愛用のアコースティックギターは1940年代の古いギブソン製です。といっても高価なヴィンテージではなく、スチューデントモデルといって当時の入門機種という位置づけですが、現代のどんな高級ギターでも出せないような味わい深い音が出ます。
ギターは古いほうがなぜか音が良いのです。これは経年変化と弾き込みにより木材が乾燥したり振動効率が向上して音が良くなってるんだという説があります。いやそんなのは都市伝説だ、オカルトだという人もいます。そういう人は、当時は木材が豊富だったので良い材が使われていること、それから熟練した職人の手作業で作られているから最初から音が良かったんだという考え方です。僕の実感としてはどちらも正しい。いずれにせよ70余年という時間の中でこのギターの内的・外的な環境が変化し、劣化するどころか新しい価値と魅力を与えられ、そして楽器としての生命を得ているわけです。
ギターが好き過ぎて話が反れました。ええと何が言いたかったんだっけ。
人もギターもカフェも、時間の経過をただの劣化にしないためには変化することが大切なんだってことでした。もちろん変わらない良さというものもまちがいなくあって、でもその変わらなさを保ち続けるためには変わり続けなければならない。この一見逆説的なありようを自然にこなしている人に魅力を感じます。この人いつも素敵だなあと感じる人は常に何か新しいことをはじめていたり、年齢にかかわらず自分をアップデートしたりしています。おそらく無意識的、内発的に。
これが「自分磨き」とか「付加価値を高める」なんていう発想からはじまると、あまりおもしろみのない結果になる気がします。他者からの評価を得ることが動機になった時点で、人も音楽も芸術もつまらなくなってしまう。本当に個性的な人、おもしろい人って、たぶん他人からどう見られているかなんて全然気にしてない。
オトナイの5年目。変えていきたいこと、新しくやりたいことがいろいろ出てきました。そのひとつがコーヒーの自家焙煎です。
あれこれ言ってますけど僕はコーヒーには何のこだわりもありません。というよりオトナイとして何もこだわっていることがない。雑誌に「こだわりの〇〇」とか書かれたこともあるけど、校正の段階で気づいてもライターさんを尊重してあえて直しません。そこにもこだわりがない。こだわりってつまり執着のことなので、生き方を不自由にするし、何よりしんどいのでなるべく捨てて楽に生きたいと思ってます。
いい仕事を生むのはこだわりではなく理論と理念です。理論はよいコーヒーを作るために、理念は世界のどこかで生きている誰か1人の幸せのために。そのひとつがフェアトレードです。
オトナイで自家焙煎をするならフェアトレードの豆を使わないと意味がないと思っていました。コーヒー豆はカカオ豆と並んで搾取の代名詞であり、生産に携わる労働者の賃金は1日1ドル未満と言われています。1日働いても1杯のコーヒーも飲めないのです。フェアトレードというのは、そういった生産物を適正な価格で取引することで児童労働や搾取の構造をなくし、現地の人々の経済的自立を持続的にサポートする取り組みです。
環境に配慮した方法で、労働者が安全な労働環境の中で生産した質の高い商品を正当な対価を払って手に入れる。うん、理想的。
だけどそういう商品は得てしてお高く、どこでも売っているわけではありません。つまり買うためのハードルが高い。一方で安価な商品はどこでも手に入ります。それが誰かの過酷な労働の上に成り立っているとわかっていても、それを“選ばない”ことはとても難しい。
でも今日の自分が、昨日の自分とは違うものを何か1つでも選んで、それが世界のどこかの誰か1人を幸せにしているとしたら、それってとてもうれしいことです。理想論ではなく、これが実際のフェアトレードの仕組みです。
そんな思いを込めたオトナイの自家焙煎コーヒー、お試しください。
価格は据え置きです。マグのみ少々値上げしましたが、その分増量してます。カップの倍量なので、たくさん飲みたい方は断然マグがお得です。
そして最後に、オープン当初から通販でコーヒー豆を提供してくださったうさぎとぼくさんに深く感謝します。最初から自信をもっておいしいコーヒーを出せたのはうさぼくさんのおかげです。
うさぼくのブレンドコーヒーもまだ飲めます。
季節のブレンド、新登場です。
オープン以来3年間、ホットコーヒーは定番のブレンド1種類でやってきました。これは大阪阿倍野・昭和町にある自家焙煎珈琲のお店「うさぎとぼく」から取り寄せている「昭和町ブレンド」という深煎りの豆を使っており、店主がかぜをひいたとき以外3年間ほぼ毎日飲み続けても飽きない味です。
でもそろそろ他のコーヒーも出してみようかなあ…中煎りとか浅煎りもたまに飲みたくなるし…と思いはじめた今日この頃。
いま「うさぼく」の季節のブレンドは何かな? 春のブレンド「うららか」ですか…
>春のポカポカとした陽気を思わせるフールーティな中煎りのブレンドです。
おおお。フールーティはおそらくフルーティの間違いだと思われますが、おいしそうじゃありませんか。
というわけで、仕入れてみました。
写真が少しも春らしくないのは、店主の性格によるものです。
試作で淹れているうちに店内の匂いが変わってきました。それくらい香りが立ちます。わずかに酸味がありますが、まろやかな酸味なので、酸っぱいコーヒーが苦手な人でもおいしく味わっていただけると思います。
コーヒーは焙煎度合いによって淹れ方が変わるので、試作を重ねてこれなら店で出せるというレベルになりました。その過程で定番のブレンド珈琲のブラッシュアップもおこない、こちらもさらにおいしくなりました。
オトナイの看板商品ブレンド珈琲(カップ¥400/マグカップ¥480)。
大阪の昭和町にある自家焙煎コーヒー店うさぎとぼくから新鮮な豆を仕入れています。
スペシャルティコーヒーを贅沢に使用した雑味のない苦みと香り豊かな深煎りコーヒーは、コーヒー好きの方はもちろん、コーヒーの苦手な方にもおすすめいたします。
【そのほかのお飲み物】
水出しアイス珈琲、カフェオレ(Ice/Hot)、チャイ、りんごジュースetc.
【おやつ・軽食】
手作りおやつ(チーズケーキ・マフィン・スコーンetc.)、パンケーキ、フレンチトースト、パスタ
広島県山県郡北広島町大朝577
(浜田自動車道大朝ICから約5分)
TEL 080-5355-1074
11:00~17:00
定休日:月・火・祝
大阪に住んでいた頃、私はコーヒーが苦手でした。
渋くて酸っぱくて、口に変な味が残る…どうしても美味しいと思えない。
でも、あるとき近所に自家焙煎珈琲を謳う喫茶店ができたと聞き、煎りたて挽きたてのコーヒーを一度は飲んでみなさいと言われているような気持ちになって、すぐにそのお店に行ってみました。
その日、私はコーヒーが好きになりました。
大阪の昭和町という下町にある自家焙煎コーヒーのお店うさぎとぼく。
長屋をリノベーションしたノスタルジックな店内にうさぎモチーフの置物がセンス良く配置され、コーヒーを焙煎する良い香りが漂います。一度座ると立ち上がるのが億劫になるほど落ち着く喫茶店です。
私をコーヒー好きにしたのは、「昭和町ブレンド」といううさぎとぼくの看板商品。スペシャルティコーヒーのみを贅沢に使用し、熱風焙煎した深煎りコーヒーです。
私のコーヒー観を劇的に変えたこのブレンド豆をオトナイでも使用したい。そんなわがままなお願いを二つ返事で了承してくださいました。
焙煎後2週間以内の豆を細心の注意を払って挽き、厳密な温度管理で抽出しています。コーヒーが苦手な人にこそ飲んでみていただきたいコーヒーです。もちろんコーヒー好きの人にも。
私が育った町のコーヒーが大朝で楽しめることを幸せに思いながら、今日もオトナイでコーヒーを飲んでいます。
(E)
地域の常会で少し時間をいただき、オトナイの紹介をさせてもらいました。
こういう場では反応がダイレクトに表れないので、どう受けとめられたかはわかりませんが…。地域に根付いてこそのローカルビジネスなので、地域とのかかわりは大事にしたいと思います。
さて、開店に向けて日夜コーヒーの特訓を続けています。
安定した抽出のためには湯温が非常に重要です。これまでは普通のクッキング用の温度計を使っていましたが、やはり少し使いにくい。
そこで、ハリオのドリップサーモメーターを導入しました。
ケトルのふたから検温用の針がノズル根元まで延びています。お湯の出口に一番近い部分を測るので、いま何℃のお湯を投入しているかがリアルタイムでわかる優れもの。
ドリップが楽しくなります。これ、いいです。
(D)