「王様は裸だ」と言える力
民泊
夏の民泊第2弾は、瀬戸内海の島から来た小学5年生の3人です。
この小学校は去年も受け入れました。そのときの4人はすっごく元気な子どもたちだったのでよく憶えています。その後も家族で店に来てくれたり、逆に僕たちが島へ行ったときに会ったり、交流が続いています。
そんな小学校なので、今年も出会いを楽しみにしていました。
ちょっとシャイな子もいましたが、ここで僕らが遠慮してしまうと微妙な距離感を残したまま3泊4日なんてあっという間に終わってしまうので、ここはあえて押し気味にグイグイと。
人見知りはあるけど、いやそれだから余計にかな?言葉はシンプルで率直。具体的なことは伏せますが、感想を聞くと「つまんなかった」とはっきり言う子たちでした。それはすごく的確な感想でした。
「王様は裸だ」と言える力。僕たちはもう忘れてるけど、子どもはそういう力を持っています。
同時に、空気を読んでそういう真実を口にしない賢さも持っています。子どもが持つ真実を見抜くという恐るべき力を封じ込めたい大人もたくさんいます。日本の公教育の大部分はそこにエネルギーを注いでいるように思われます。
話がどんどん逸れていきますね。こんなふうに僕たち大人もたくさん感じて、考えて、学ばせてもらっています。だから民泊はやめられない。
最後の夜は庭でテント泊。薄暗い中で遊ぶブロックスはなかなか雰囲気がありました。
カナヘビを捕まえたらとっても気に入ったようで、原ミドリさんと名前をつけて島へ連れて帰りました。最後に「大切に育てます」と涙ながらに約束してくれました。
さようなら。また会おうね!